ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)の考え方
急激な少子高齢化の進行、予測不可能な事業環境などにより企業を取り巻く環境が大きく変化し続けており、当社グループが持続的に成長・発展していくためには、従業員一人一人の多様性を生かした新たな価値の創出やリーダーシップの発揮、チームとしての協働が必要となります。世界各国をフィールドとして当社が飛躍するためにも、性別、年齢、人種や国籍を問わずに、背景・視点・価値観の異なる従業員の多様性を尊重し、それを最大限に生かすこと、また異なる視点を持つ従業員同士が学び合うことで企業の成長につなげ、意欲のある従業員が世界を舞台にチャレンジを楽しみ、ますます活躍できる環境を形成していきます。
多様な人財の雇用促進
予測不可能な事業環境の変化を先取りできるよう、性別、年齢、人種や国籍を問わず高い専門性を有する経験者採用を積極的に推進しています。経験者採用者がすぐに活躍できるように入社時の研修を強化するとともに、当社の企業文化の理解促進や経験者採用者のネットワーク構築のため、入社後一定期間経過した経験者採用者を対象とした振り返り研修を実施しています。
女性活躍推進の取り組み
性別の偏りなく人財の活躍を推進することを基本方針としており、背景・視点・価値観の異なる社員を偏りなく確保し、多様性を最大限に生かすことで企業の成長につなげていきます。女性活躍についてはアファーマティブ・アクション(積極的な格差是正措置)の一環として行動計画を策定し、女性社員の積極採用や、「女性のエンパワーメント原則(WEPs)※」の署名、社内外での意見交換を通じてキャリアについて考える機会の提供を行っています。今後は多様なキャリアモデルを提示し、個々の活躍を支援・推進していくことを計画しています。
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国連グローバル・コンパクト(UNGC)と国連婦人開発基金(UNIFEM)(現 国連女性機関(UN Women))が共同で作成した7原則
女性役職者数(当社、各年6月1日現在)
障がい者雇用の取り組み
誰もが職業を通して社会参加できる「共生社会」をつくっていくため、障がい者の雇用にも積極的に取り組み、当社全体の職場環境の改善や生産性向上につなげていきます。障がい者の雇用の促進などに関する法律(改正障害者雇用促進法)およびその後の一部改正を踏まえ、障がい者や職場を支援する体制を整備するとともに、相談に対する適切な対応の促進を図るため、「障がい者相談窓口」を設置しています。相談窓口では、本人や職場からの各種相談対応、職場への合理的な配慮に関する助言を行っています。
労働組合との対話
健全かつ安定的な労使関係の維持は、当社の発展の基礎となるものです。当社は、「KOKUSAI ELECTRIC 労働組合」と労働協約を締結し、定期的に労使協議の機会を設け、労働条件や人事制度について協議し、従業員の活性化に向けての意見交換を行うなど、職場規律の確立、職場環境の維持・改善に労使一体となって取り組んでいます。少子・高齢化社会の急速な到来、経済のグローバル化、規制緩和の進展など、労使を取り巻く環境が大きく変化しつつある中で、相互理解と協力の精神を基調として、広い視野かつ自主的な対話によって、問題の合理的、平和的解決を図っています。