社長あいさつ

当社は、2023年10月25日に、東京証券取引所プライム市場に上場いたしました。これもひとえにステークホルダーの皆様のご支援とご高配の賜物と心より深く感謝申し上げます。今後は、株式上場会社として、社会的責任をより一層強く自覚し、事業活動とESG(環境・社会課題の解決、ガバナンスの強化)の取り組みの両側面から、引き続き社会の信頼・期待にお応えできるよう、役員・従業員が一丸となって精励してまいります。

当社グループは、半導体製造プロセスにおける成膜を軸としてグローバルに事業を展開し、バッチ成膜装置およびトリートメント装置の市場で高いシェアを誇る半導体製造装置専業メーカーです。世界中の半導体メーカーが主なお客様であり、1949年の創業以来、70年以上にわたって「技術」と「対話」でお客様のニーズに応えてきました。

創業時は国際電気株式会社の、その後は株式会社日立国際電気の一事業として歩んできましたが、2018年に半導体製造装置専業の株式会社KOKUSAI ELECTRICとして独立し、再スタートいたしました。

当社グループを取り巻く半導体デバイス市場は、スマートフォンやパソコンなどのコンシューマー向けの需要拡大に加え、データセンターや5G、生成AI、環境負荷低減への投資(GX)などの産業向けの需要拡大により、今後も大きく成長することが予想されています。これに伴い、半導体デバイスはより複雑な三次元構造へのシフトが進んでおり、その構造はより深く、狭く、複雑になり、成膜が必要な表面積も拡大するため、より高品質・高性能で生産性の高い半導体製造装置が求められるようになり、半導体製造装置市場もまた大きく成長することが見込まれています。

加速する半導体デバイスの高密度化や高性能化に応える半導体製造装置を世の中に提供していくことは、半導体デバイスの進化を支える私たちの使命であり、それには高度なチャレンジが必要です。当社グループは現状に満足することなく、日々技術を磨くことで、お客様のニーズに対応するためのイノベーションを生み出し続けます。

当社グループでは、ステークホルダーの皆様との対話をより一層深め、技術で未来を支えていく決意を込め、新たな企業理念「KOKUSAI ELECTRIC Way」を制定しました。この企業理念の実現に向け、コーポレートスローガン「技術と対話で未来をつくる」のもと、引き続きグループ一丸となって創造と革新が生まれる未来を支えてまいります。

「技術」と「対話」で価値を創造し、「成膜」を通じて世の中のお役に立てるよう全力で取り組んでいきますので、引き続き皆様のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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