環境省の「環境会計ガイドライン2005年版」に基づき、環境会計を取りまとめています。環境保全コストは事業活動で生じる環境負荷を抑制するための事業所エリア内コスト、事業活動に伴って発生する環境負荷の抑制に間接的に貢献する取り組みのための管理活動コスト、および製品環境負荷低減を促進するための研究·開発設計費用による研究開発コストが主な項目です。事業所エリア内コストは設備維持管理費などの増加、管理活動コストは環境マネジメントシステム費用などの現状維持、研究開発コストは研究保全製品の研究開発費用などの増加があり、環境保全コストは昨年度より増加しました。環境保全に対する投資は、本年度は太陽光発電設備の設置により増加しました。環境保全効果は、リサイクル売却益や省エネ設備投資に伴う経費節減効果を対象としますが、昨年度より減少しました。これらの結果を鑑みながら、投資対象効果の向上に努めています。
本年度対象期間: 2023/4/1～2024/3/31
集計範囲：株式会社 KOKUSAI ELECTRIC
環境保全コスト
費用［単位：百万円］
| 項目 | 年度 | 主な内容 | ||
|---|---|---|---|---|
| 2021 | 2022 | 2023 | ||
| 事業所エリア内コスト | 393.5 | 308.1 | 359.2 | 環境負荷低減設備の維持管理費、減価償却費など |
| 上･下流コスト | 0.0 | 0.0 | 0.0 | グリーン調達費用、リサイクル費用 |
| 管理活動コスト | 48.9 | 47.1 | 53.5 | 環境管理人件費､環境マネジメントシステム費用 |
| 研究開発コスト | 48.1 | 75.5 | 100.5 | 製品・製造工程環境負荷低減の研究・開発および製品設計費用 |
| 社会活動コスト | 0.1 | 4.8 | 5.2 | 緑化･美化などの環境改善､PR・広報費用 |
| 環境損傷コスト | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 環境損傷コスト環境関連の対策、拠出金課徴金 |
| 合計 | 490.6 | 435.5 | 518.4 | － |
投資［単位：百万円］
| 項目 | 年度 | 主な内容 | ||
|---|---|---|---|---|
| 2021 | 2022 | 2023 | ||
| 環境保全に対する投資 | 255.1 | 12.0 | 263.5 | 省エネ設備などの直接的環境負荷低減設備への投資 |
環境保全効果
経済効果［単位：百万円］
| 項目 | 年度 | 主な内容 | ||
|---|---|---|---|---|
| 2021 | 2022 | 2023 | ||
| 実収入効果 | 17.5 | 22.3 | 12.4 | 廃棄物リサイクル売却益など |
| 経費節減 | 11.8 | 0.9 | 1.7 | 省エネ設備による経費節減効果など |
| 合計 | 29.3 | 23.2 | 14.1 | － |
