品質マネジメント

「品質方針」にのっとり、技術と対話を通じて、ビジネスパートナーと社会の課題の解決に有用な技術を確立し、それを支えるトップレベルの品質を提供することで、環境と調和した持続可能な社会の実現ならびに、お客様の満足と信頼を獲得することをめざしています。そのための業務プロセス改革と製品・サービス品質改革に、グループ一体で取り組んでいます。

お客様の要求を的確に把握し、お客様が満足する品質を実現するための品質保証活動の実践を目的として、「品質方針」を策定しています。

当社グループの各生産拠点では、ISO9001認証を取得し、プロセスアプローチにおけるPDCAサイクルを核とした品質マネジメントシステム(QMS)を構築し、継続的な改善を図っています。

社員一人一人の品質スキル向上のための教育プログラムの作成や、品質意識の醸成をめざした全社的な活動の実施、グループ会社やビジネスパートナーを含めた、品質保証に携わる人財の交流や活動支援にも積極的に取り組み、製品・サービスのさらなる品質向上に努めています。

不具合が発生した際には、技術的な直接原因の追究による是正処置および水平展開に加え、関係部門と協力してその背景に潜む仕組みの問題(動機的原因)までを洗い出すことで、より効果的な未然防止を講じています。

また「品質会議」を開催し、責任部門が経営者および関係部門と情報を共有することで、再発防止策と未然防止策の周知徹底による品質の向上を図っています。

さらに当社製品・サービスの品質と信頼性の向上をめざし、設計・製造部門ならびに社外のビジネスパートナーの協力のもと、ものづくりにおける各工程での品質リスクの検証の強化による装置完成度のさらなる改善を推進しています。

全従業員を対象とした品質問題の事例e-learningを作成・展開し、情報の共有と品質意識の高揚を図っています。

また、毎年11月は「品質月間」として、全社的に品質意識の高揚に重点的に取り組み、品質問題の事例展示や、各部門からの品質メッセージの配信、社員から募集した品質標語・川柳の掲示を行っています。

ワールドワイドにお客様への製品・サービスに関する当社独自のCS調査を、グループ会社と共同で毎年実施し、集計と分析した結果を社内およびグループ会社にフィードバックして改善を図ることで、お客様満足の向上を推進しています。

お客様からのクレームや要望(Voice Of Customer)に対しても、迅速な分析と社内での共有、対応に取り組んでいます。